この度、第35回日本靴医学会学術集会を、2021年9月3日(金)・4日(土)の2日間、川崎市コンベンションホール(神奈川県川崎市)において、聖マリアンナ医科大学整形外科学講座で開催させていただくことになりました。誠に光栄に思いますとともに、その重責を感じております。
第35回日本靴医学会学術集会のテーマは、―変わらない靴 変わる靴―とさせていただきました。近年、社会環境は急速に変化をしています。また、新型コロナウイルスの影響は、私たちの生活を大きく変えることとなりました。移動・外出の制限は、私たちの活動を大きく変化させています。この社会情勢のなか、私たちは、足の痛みを患っている方々に対して治療を継続し、日々、前進しております。このような状況の中ですが、少しでも不安要素を除くために、さらに私たちにできることはないでしょうか。
日本靴医学会は、1987年に設立され30年以上の歴史がある、靴と足に関する医学的知識と技術の進歩を目的にした学会です。これまで、本学会が培ってきた知識と経験を、多くの人で共有することにより、現在のような困難な状況においても、安心して歩行できる環境を作り、前に進んで行くことができる治療を継続できるものと考えます。変化する時代や状況に応じた状況や治療を提供できることを、今回の学術集会で議論できればと考え、このようなテーマを掲げました。
川崎市コンベンションホールのある武蔵小杉は、私どもの大学の病院発祥の地であるとともに、近年、再開発と交通アクセスの整備がなされた変化した街です。現在、様々な状況を想定し、多くの方に参加いただけるよう状況に応じた措置を講じてまいりたいと思います。皆様から多くの演題を登録いただき、充実した意見交換をできる学術集会を目指したいと思います。
何卒ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
第35回日本靴医学会学術集会会長
平野 貴章